アメリカで働くためには、ビザの取得が義務付けられています。ビザとは渡航先への入国許可証です。渡航の目的に応じて、適切な入国許可証を渡航先の在大使館、領事館から取得をし、入国の際、パスポートとあわせて提出をします。アメリカでビザが必要なケースとしては、大きく2パターンあります。
- 90日以上アメリカに滞在する場合(留学、永住、婚約、報道、短期商用、国際交流など)
- アメリカで賃金を得て働く場合(研修、季節労働、駐在、就職など)
上記に当てはまる方は、その目的に合わせた何らかのビザの取得が必要です。尚、アメリカへ渡航する場合、短期(90日未満)の観光であれば、ビザは不要です。パスポートさえあれば入国は可能です。そして、アメリカで働くためには、当然就労ビザの取得が義務付けられています。
アメリカのビザには下記のように多くの種類があります。
ビザ/ |
内 容 |
有効期限 |
難易度 |
---|---|---|---|
J |
「交換訪問者」として米国民との相互理解を深める目的のビザ。14のカテゴリーがあり、各カテゴリーにおいて就労・研究活動が認められている。 |
3〜18ヶ月 更新不可 |
★★ |
OPT |
OPT(プラティカルトレーニー)はアメリカの大学、専門学校卒業後に与えられる就労許可で、一般的に12ヶ月の就労が認められる。 |
1〜12ヶ月 更新不可 |
★ |
H |
H1‐A(看護従事者)、H2-B(短期就労者)、H1-B(専門職)があり、一般的に就労ビザと言われているのはH1-Bにあたる。 |
最大6年(H1-B) 更新可 |
★★★ |
I |
報道関係者(記者、カメラマン、アナウンスなど)の専用のビザ。 |
5年 更新不可 |
★★★ |
L |
米国と日本に本社・支社がある同型企業内の転勤者用ビザ。対象者は社内の管理職、特殊技能保持者に限られる。 |
最長3年 以降最長7年まで更新可 |
★★★ |
E |
E-1(貿易家)、E-2(投資家) 一般的には、申請者本人が「貿易」に関する事業、もしくは「投資」を通して事業を行うためにしんせいするが、Eビザの基準を満たす米国企業で雇用されるためにも利用できる。 |
2年 更新可 |
★★ |
GreenCard |
グリーンカードはアメリカに永住される方が取得される移民ビザ。 |
申請方法により異なる。 |
|
O |
科学、芸術、教育、ビジネス、またはスポーツの分野で「卓越した能力を有する者」に発給されるビザ |
3年 更新可 |
★★ |