銀行口座の開設
アメリカで銀行口座を開くのは比較的簡単。普通の銀行であれば、その日に口座を開くことができます。銀行で口座を開くには、次のものが必要です。
- 身分証明書(アメリカの運転免許、パスポートなど)
- Social Security Number(SSN) または Individual Taxpayer Identification Number(ITIN)
- 現住所を証明するもの
- Initial Deposit (最初に預け入れるお金)
SSNやITINがなくとも、合法的にアメリカに滞在ができることを証明(ビザ等)すれば口座を開設することができます。但し、銀行によりそれぞれ異なりますので、銀行の窓口で確認してください。
口座(アカウント)の種類
チェッキング・アカウント Checking Account
日本の当座預金に近い口座です。アメリカで生活する上で、一般的に利用する口座です。通常、利息はつきません。ATM Check Card (Debit Card)やチェック(小切手)を使用すると、この口座から引き落とされます。銀行によって、口座に一定額以上の残高がないと毎月口座管理料を請求される場合もあります。
セービングス・アカウント Savings Account
貯蓄用の口座には、セービングス・アカウントと呼ばれる利息の付く普通預金があります。この口座のお金を使いたい場合は、チェッキング・アカウントにお金を移動させるか、お金をおろす際、引き出し口座をセービングス・アカウントと指定しなければなりません。
小切手
Checking Accountに口座を作ると、その場で仮の小切手をもらうことができます。この小切手は口座番号が書かれていますが、自分の名前や住所が書かれていません。自分の名前、住所が入った小切手が送られてくるまではこの仮の小切手に使うたびに自分の名前と住所を書いて使います。通常の買い物はこの仮の小切手でできますが、高額なものや現金化するのには使えないことがありますので注意してください。通常、仮の小切手は10枚程度で番号が90〜99番までとなってます。本物の小切手が送られてきたらそちらを使うようにしましょう。
デビットカード Debit Card /ATMカード
Debit Card は銀行が発行するATMカードそのものについている機能で、物を買ったときにすぐに口座からその金額が引かれます。Debit Cardは、買い物をしたときにレジにあるキーパッドから暗証番号を入力し、サインはしません。
スーパーなどで使う場合は、購入と同時に口座から現金を引き出す事もできます。レジで「Money Back?」と聞かれたときに、「$20 Please」などと言うと購入金額に$20を追加して、レジの中から$20を手渡してくれます*2。
クレジットカードのように後から請求書がくるのではなく、使った瞬間に支払い金額が自分の口座から引かれることです。ですから、自分の口座(Checking Account)に支払額以上の残高がないと使えません。
カードを使う際には「Debit or Credit?」と聞かれます。Debitの場合、ピンナンバーを入力し、Creditの場合にはサインをします。
ATMマシン
現金引き出し (Withdraw)
現金の引き出しは、日本のATMマシンと同じように使えます。 ただ、ATMカードを使って、現金は一日に300ドルまでしか引き出せません(一部の銀行では300ドル以上引き出すことが可能です)。
入金 (Deposit)
日本のATMと同じように使えます。
口座間のお金の移動 (Transfer)
口座間でお金を移動することを、「Transfer」と言います。通常手数料はかかりません。使わないお金はセービングス・アカウントに入れておき、利子がつくようにしておくとよいでしょう。
残高照会 (Balance Check)
ATMを使って、残高照会をすることもできます。ATMによっては手数料がかかることもあります。
日本から銀行口座を開設
カリフォルニアであれば、一番簡単なのは、Union Bank of California(UBOC)に口座開設することです。UBOCは東京三菱UFJ系列の銀行で、アメリカ西海岸を中心に店舗展開しています。
東京三菱UFJでは、東京三菱UFJに口座を持っている人向けに、UBOCの口座開設サービスをしています。これを使えば日本にいながら簡単にアメリカの銀行口座を持つことができます。
東京三菱UFJのHP http://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/kouza/cali/index.html