海外就職者インタビュー HEAR WORKING EXPERIENCE
渡口 和人さん Kazuto Wataguchi
１９８７年、２１歳の時に沖縄の新聞で、「英語が話せなくて大丈夫」と書かれたハワイの大学留学の記事を見つけ、ハワイ行きを決意。 ハワイ行きが決まってから三ヶ月間大阪で季節労働をし、お金を溜めて渡米。大学の英語クラスを２年取った後、 コンピューターサイエンス学士課程で大学卒業。その後大手旅行会社のコンピューターセクションに入社し、三年間働いた後に現在のVisual Systemsに入社。
和人さんがVisual Systemsに入社したきっかけを教えてください。
大学卒業後すぐに入社した旅行会社で、Honolulu店のコンピューターシステム入れ替えという大きなプロジェクトがありました。その時外部業者として一緒に仕事をしたのが、現在勤めているVisual Systemsです。プロジェクト完了後、「一緒にやらないか。」と誘われ、今に至ります。
和人さんの仕事内容を教えてください。
僕は某大手ウェディング会社を担当させていただいてます。先方の要望を聞き、それに合わせたシステムを作っています。他の社員は数社を掛け持ちしていますが、僕は入社した当初からずっとその会社だけを受け持っています。
Visual SystemsはJ１ビザを受け入れたこともあり、ワーキングビザもサポートされていますが、Visual Systemsの求める人材はどのような人ですか。
素直な人。これが一番大事です。聞く耳を持って、仕事をどんどん吸収する人。知識が多少あって、頭が固い人よりも、そういう人の方が育てやすいしどんどん伸びると思いますね。
和人さんから見て、ハワイはどんなところですか。
自然の恵みがたくさんありますよね。そしてAlohaな精神。人はあったかくてフレンドリーで、信号の無い交差点がいくつもあります。皆マナーよく走ってますし、日本ではありえない事だと思います。僕はそういうAlohaな精神が大好きです。ただし、ハワイは物価が高くて給 与が安いので、生活していく上で本当に大変な場所だと思いますが。
ハワイでは働きたいという方はたくさんいます。ハワイで働くためにはどのようなスキル、マインドが必要でしょうか？
スキルに関しては、様々な分野、職種があるので一概には言えませんが、確実に言えることは、 即戦力と成りえる高度なスキルであろうと、Entryレベルスキルであろうと、日本やアメリカ本土なみの給与相場は期待できないということです。その現実を事前にマインドセットする必要があると思います。物価や地価が高いわりに、収入が低い。それがハワイの現実です。もう一つは、ここのここのゆっくりとしたライフスタイル。素晴らしいと感じるか、怠慢・怠惰だと感じるか、それぞれが持つ価値観次第です。 10年、20年と居ついてる人たちは、ここのライフスタイル（Aloha）が、厳しい現実を差し引いてもたくさんのおつりがあるくらい 素晴らしいと感じてる人たちだと思います。自分がどう感じるか、ちょっとした遊び心としてのマインドセットも必要だと、私は思います。
プライベートな時間は何をしていますか。
サーフィンをしています。 夏場は、出勤前の早朝サーフィンを日課にしています。往復をジョギングし、健康維持のためのエクササイズを兼ねています。とても贅沢なようなことですが、ここでは当たり前の事です。あとは休みの時は家族とゆっくり過ごしています。
和人さんの今後の目標を聞かせてください。
沖縄で生まれ育ち、２０年以上のハワイ生活を経て思うことは、いつかどんな形でもいいから沖縄とハワイの架け橋になれるようなことをしたいということです。 Okinawan（ウチナーンチュ、沖縄人）の心で、『Live Aloha』の精神を学ぶことをライフワークとしてきたいと思ってます。
最後に、これからハワイに来て働く人にアドバイスをお願いします。
『キャリアアップ』を高々と掲げ、１２ヶ月間、目いっぱい仕事しようと考えているなら、止めた方がいいです。『出稼ぎ』なら、国内でしてください。時間とお金の無駄です。
語学に正面から立ち向かい、人脈を築き、見聞を広げることに精一杯の努力ができるなら是非ハワイへくるべきです。将来、その経験が必ずキャリアアップにつながる（役立つ）はずです。
Visual Systems,Inc.
Waikiki Computer Center
2270 Kalakaua Ave.Suite 207 Honolulu HI 96815
808-922-8827
