海外社長インタビュー 病院関係 AKIHIRO MIZUTA, D.O. INC 水田 明宏さん

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海外社長インタビュー INTERVIEW WITH PRESIDENT

水田明宏

Mizuta Medical Group AKIHIRO MIZUTA, D.O., INC. FAMILY MEDICINE
院長 水田 明宏さん

京都のミッションスクール付属大学在学中に、ワシントン州にある大学に留学。大学卒業後、ミズーリ州に移り、カンザスの大学の医学部に入学。医学生として 4年間勉強に励むとともに、インターンや研修医として多忙な生活を送る。後に超難関といわれる国家試験に合格し、医師となる。「AKIHIRO MIZUTA, D.O., Inc.」の院長として、日々患者さんの治療を行う。

何事も "初めの三年が大切"
暗中模索でも自分の信じることをやり通す!
多くの経験をしながら自分を信じて全力で駆け抜ける!

これまでの経験(何を勉強されて、どのような道を歩まれてきたか)をお聞かせください。

私は京都の六波羅に生まれ、兄妹の多い家庭の長男として育ちました。小・中・高と日本でミッションスクールに通いました。実は私、トップの成績で入学したんですよ(笑)。この学校では小学校2年生からフランス語、4年生から英語を勉強しました。このミッションスクールではね、授業の一環として農作業などもやらねばならなかったんですよ。成績は良かったのですが、おかげで国公立の大学に入るには1年間浪人する必要がありまして、私は長男なのでどうしても浪人だけは避けたかったんですよね。ということもあり、高校卒業後はミッションスクール付属の大学に入学し、2年間英語を勉強しながら留学に備えました。
その後、姉妹校であるワシントン州のWalla Walla Community Collegeの3年次に編入し、ここでは初めは生物学を専攻しました。途中で専攻を化学に変更し、3年間で大学を無事卒業しました。医者を目指していた私はその後、ミズーリ州にあるKansas City University of Medicine & Biosciencesに入学し、医学部生として4年間学びました。1年目はインターン、残りの3年は研修医として内科、外科、消化器科など全科を回りながら医者としてのトレーニングを積みました。その後は国家試験を受けたわけですが、これがとてつもない倍率の高さだったんですよ。約7000人の応募者のうち、最後の面接試験を受けられるのは30人程度でしたね。それらを乗り越えて、やっと医師としての資格を取得することができました。

これまでの経験

開業されたきっかけを教えてください。

オハイオ州での1年間のインターンとペンシルバニア州とオハイオ州での2年間の研修医を終えて家庭医を終了後、すぐに開業に向けて準備を始めました。開業の場所としてサンフランシスコ、ロサンゼルス、オレンジカウンティー、それから妻の出身地のハワイを実際に視察しました。一番魅力的だった場所はオレンジカウンティーだったのですが、大きな問題がありましてね。開業のためには資金が必要でしたが、研修を終了したばかりの人間に融資してくれる銀行なんてどこもなかったんですよ。ハワイも魅力的な土地でしたが、多くの人が仕事をしたい場所なので、ハワイで開業をしても仕事がないと思いました。そんなときに知り合いの開業医が他界されたため、そのクリニックを買い取ることになり、患者さんを含めて全てを受け継ぐ形でのスタートとなりました。そこが私の開業医としての始まりです。

開業される前は産婦人科医として働かれていたとのことですが、産婦人科医になろうと思われたきっかけは何でした?

亡くなっていく人ばかりを見ていく医者ではなく、新しい命の誕生の瞬間に立ち会う医者になりたい。こう思ったことが正直なところでしょうか。もちろんリスクの高い仕事ではありますが、とてもやりがいのある仕事でもありました。産婦人科医として1000件以上のお産に立ち会いましたが、産まれてきたばかりの赤ちゃんをお母さんのお腹の上にのせたときに、自分の子供を見て喜ぶ母親の姿は毎回とても感動的でした。

産婦人科医になろうと思われたきっかけは

医師としてアメリカで働かれている中で、日本とは異なると感じるのはどのような点でしょうか。

アメリカは実践社会です。私は医学校の1年次から、お産の取り上げなどを任されていました。日本と異なる点は、アメリカではインターンの時点で医師として働けます。インターンと言っても、その時点ですでに医師として十分な期間学んできているため、日本であれば免許を取得した医師と同じと考えてよいかもしれません。また、日本の医師も同様だとは思いますが、アメリカでは国家試験に合格して医師になった後も、学会への参加といった学習が要求されています。州によって異なりますが、カリフォルニア州の場合、1年間に50時間以上とされています。

ご自身で心がけていることやモットーをお聞かせください。

心がけていることの一つとして、患者さんと会ってから30秒以内にその人との共通の話題を見つけるようにしています。モットーとは少し異なりますが、"患者さんの面倒を見てあげたい!"この気持ちで今まで医師としてやってきました。若いころは暗中模索でしたし苦労もたくさんしましたが、色々な経験をしながら"自分の信じることをやる!"これが私の生き方です。

心がけていることやモットーをお聞かせください

私生活での楽しみや趣味、気分転換の方法を教えてください。

趣味はたくさんありますね。ダイビング、飛行機(セスナ)、大型バイクにも乗りますし、実はボウリングはプロ級です(笑)。それから、八セルブラッドのカメラで写真も撮りますし、パソコン作りもしています。今まで自分でマザーボードから30台ほどパソコンを作りました。

アメリカでこれから働きたいと考えている人たちにエールをお願いします。

何を始めるにしても初めの3年が大切だと思っています。初めにどう頑張るかによってその後が変わってきます。多くの経験を積みながら目指すものに向かって自分の信じることをやり、全力で駆け抜けてください!

患者さんと会ってから30秒以内にその人との共通の話題を見つけるという"30秒の法則"が強く印象に残っています。先生との間に流れる温かくて和やかな空気により、この秘訣に納得させられました。また、日本人とアメリカ人の考え方を持ち合わせたベテラン医師の気さくな人柄と引き出しの多さが、老若男女、世代を越えて人々の心をキャッチしていると感じました。私自身、水田先生の人との接し方やコミュニケーション方法から多くのことを学ばせていただきました。インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。

(Interviewer 田島 麻美)

30秒の法則が強く印象に残っています

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